ネガフィルムの保存はどうされていますか?
数が少ない頃は机の引き出しとかに入れておけば大丈夫ですが、多くなってくると収集がつかなくなるので、早いうちから手を打っておくに越したことはありません。




ドライボックスに放り込んだネガ(悪い見本)。もうどれがいつ撮ったやつかも解らない状態です。

僕も最近になってようやくネガをきちんと保存するようになりました。
その方法なんですが、世の中にはネガフィルムを保存する用の専用ファイルというものがあり、これを利用すればスッキリと収める事が出来ます。

そして専用ファイルは2パターンあり、それぞれタイプが異なります。
2つとも試してみたので、今回はそれらの紹介とそれぞれのメリット・デメリットをご紹介していきます。


1.ネガを自分で台紙に差し込むタイプ


1つ目は専用の台紙に自分でネガを差し込むタイプです。





写真屋さんからあがってきたネガをもらう時のシートからネガを取り出して、専用の台紙に入れ替えます。





専用の台紙の上部に2つの穴があり、それ専用のファイルで綴じられるようになっています。





写真屋さんによっては、上に2つの穴が開いているネガシートでもらえる所もあり、それだと入れ替える事なくそのままファイルに綴る事が出来ます。





台紙は25枚入りなので、36枚撮りのフィルム25本分収納する事が出来ます。

そしてファイル自体には50枚程綴る事が出来るので、週1本のペースでフィルムを使うとして、1年で約1冊くらいのファイルが増えていく感じになります。



2.ネガシートごとファイルに収納するタイプ


もう1つのタイプは写真屋さんでもらったネガシートごとファイルに収納するタイプです。





こちらは台紙1枚につきフィルム2本分のネガを収納する事ができ、台紙は5枚入りなので、10本分のネガを収納する事ができます。
しかもインデックスも一緒に収納する事が出来るので、どれがいつ撮ったネガなのか?がひと目で解ります。

ただ、が故にどうしてもかさばってしまう分1つのファイルで台紙10枚程が限度で、フィルム20本分くらいのネガしか保存する事ができません。


30穴という規格


嬉しいのはこちらの台紙は「30穴」というオーソドックスな規格のファイルで綴る事が出来るので、近所の文具屋さんとかでも普通に売っているものを使う事ができます。




よく見かけるやつですね。




値段

値段はそれほど高い事はなく、1の「ネガを自分で台紙に差し込むタイプ」だとファイルが700~800円前後で、台紙が25枚入りで500円前後で買う事ができます。

2の「ネガシートごとファイルに収納するタイプ」はファイルはピンキリで何なら100均でも買う事も出来るでしょうし、台紙も5枚入りで500~600円前後になります。


それぞれのメリット・デメリット

それではそれぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。


1.ネガを自分で台紙に差し込むタイプ
【メリット】
・2に比べてたくさんのネガを収納出来るので、省スペースになる。

【デメリット】
・インデックスを綴る事が出来ないので、必要なネガを探す時は苦労する。
・専用のネガシートに差し替えないといけないので、手間が掛かる。
2.ネガシートごとファイルに収納するタイプ
【メリット】
・写真屋さんでもらったネガシートごと収納出来るので楽。
・インデックスも一緒に収納出来るので、必要なネガを探す時にすぐ見つかる。
・ファイルが30穴というオーソドックスなファイルなので、どこでも手に入る。

【デメリット】
・1に比べてたくさんのネガを収納できないので、スペースが必要になる。
・インデックスも一緒に収納出来るという事は、データ化した時はCDがどれがどれだか解らなくなる可能性があるので、きちんと管理する必要がある。
つまりは1のメリットが2のデメリットで、その逆もしかりという事になります。


最後に

今回紹介したファイルでネガを保存するやり方は、あくまでもあまりフィルムを使わない人向けのもので、1年で数百本単位でフィルムを使う方は莫大なスペースが必要になるので、あまりオススメはできません。

僕も当面は1のタイプでカラーネガと白黒分を別々のファイルに綴じ、2のタイプでリバーサルを保存しようと思います。
こちらもどうぞ↓