リバーサル(ポジ)フィルムの醍醐味はフィルムを明るい所にかざして写真を鑑賞する事ですね。

初めてリバサールフィルムで撮って現像が帰ってきた時は本当に感動して、まるで結晶のようでした。

かざすと言えば電球や空にむけても良いのですが、実はリバーサルフィルムを鑑賞する用の道具というものが存在します。

ライトボックスというもので、白乳色の板?の下からライトを当てて、そこにリバーサルフィルムを置き、専用のルーペで鑑賞するというものです。(お医者さんがレントゲン写真を患者さんに見せる時に使うあれみたいな感じです)

しかしこのライトボックスは専用のものだと結構なお値段が(数万円)します。
さすがにそこまでは出来ないという方の為に今日は簡易的ではありますが、リバーサルフィルムを明るい所にかざして鑑賞を楽しめる道具をご紹介します。


それはトレース台


トレース台とは主にイラストを書く方が使うもので、下から明るい光が出てきて、 写し絵を書く時なんかにも役に立ちます。

今回購入したのはアマゾンで2000円前後で売っているもので、作りはいたってシンプルですが十分に使えます。

コードはUSBでボタンは電源ボタンだけというシンプルさ。

電源ボタンを1回押すと電気がつき、2回、3回押す毎に明るさを調節出来るというもので、3段階の明るさがあります。


部屋を真っ暗にした状態での明るさ

部屋を真っ暗にしてトレース台の光だけをつけて、それぞれの明るさを撮影してみました。



1番暗い光。
机は完全に黒つぶれしています。(これはこれで綺麗ですね)



2番めの明るさ。



1番明るい光。
机が光に照らされていますね。


本物のライトボックスには敵わないが

本来リバーサルフィルムを鑑賞するには5000ケルビンという色温度が一番適していて、それ専用のライトボックスは、ちゃんと5000ケルビンに設定されているそうです。

それに比べて今回トレース台はそれよりもやや明るい感じがします。

本格的にとまでは行きませんが、それでも見る分にはそこまで問題はありません。
安価のトレース台で試してみて本格的にやりたいと思ったら、ライトボックスを購入するのはいがでしょう。


最後に ちなみに僕がトレース台を購入した理由

今回このトレース台を購入した目的は最初は別の理由だったんです。

フィルムを自分でスキャンする方法を調べているうちに、スキャナーが無くてもネガを反転してデータ化する事が出来るという事を聞き、それに自分なりに応用したのがトレース台をいう訳です。

トレース台にネガフィルムを置いてデータ化したコマをデジカメで撮影し、それを写真編集ソフトで反転させるという具合で、意気揚々と試したみたのですが、見事に撃沈しました。。


↑色味が云々という以前にシャープさが完全に崩れています。(リバーサルと白黒フィルムもやってみたのですが、話にならないレベルです。)

それでもおかげでこういう発見が出来たので、怪我の功名という事にしておきましょう。

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