ISO100は昼間しか無理という思い込み

今のデジカメは高感度でも当たり前の様に綺麗に写るので、「ISOが高くなるほどザラザラが目立つ」という事を気にせずに写真を楽しめるようになりました。

ですので例え昼間でもISO100で撮るという事はほとんど無いかもしれませんし、そもそもそこまでISOを気にする事も無いと思います。

そのせいかISO100というのは相当明るい昼間しか使えないという思い込みがあり、ましてやISO100のフィルムで夜の街を撮るなんて絶対に無理だと思っていました。

しかしSNSとかでISO100のフィルムで夜の撮影をしている写真を見て「意外と撮れるものなんだなぁ」という印象を持った事があります。

そこで本格的に検証してみようと思い、ISO100のフィルムで夜の街を撮り歩いてみました。
結論から言えば、思っていたより撮れると言う事が解ったので、今回はその作例と共に注意点等をお伝え出来ればと思います。


夜に出くわすであろう、光源達の作例


夜の撮影というのは基本的に真っ暗な所や極端に光が弱い所ではまず写りません。
それはISO400でも800でも同じ事で、街灯やネオン等、何かしらの光源が必要になります。

そこで夜の街を歩いていて、出くわすであろう光源を色々と撮ってみました。


全て「50mm/60sec/F1.4」

こういう検証をする時は基準となる露出を設定し、いかなる条件でもその露出で撮る事が重要になります。
今回はISO100のフィルムに対し、シャッタースピード60分の1・絞りを1.4に固定して撮り歩きます。

では早速参りましょう。


ギラギラのネオン


これでも良いのですが、ネオン部分はやや明るいですね。
間違えて絞りを2.8で撮ってしまったものもあるのでご覧下さい↓



2段暗くしてもこの明るさですし、画質も良くなっていますね。
何分古いレンズなので、解放で撮ると画質が悪くなってしまいます。


光の強い室内


もう1段程暗くしても大丈夫そうですね。


アーケード商店街


夜は空も真っ暗なので、屋根があってもなくても同じなのですが、看板の光だけでここまで明るく写ってくれれば大したものです。


光源がたくさんある夜の街





光源1つ1つが小さいとうるさい感じにならず、ちょうど良いですね。
好みの問題もあると思いますが、これはこれ以上暗くすると「何か暗い写真」になると思います。


ガード下


ここの光は横の蛍光灯だけです。
それでここまで写してくれれば大したものです。


アーケード無しの商店街


やや暗い感じがしますが、夜なのでこんなもんじゃないでしょうか。


電柱の街灯1つだけ





これは絶対にダメだろうと思って撮ったのですが、ここまで写ってくれました。
街灯はLEDのもので、昔の蛍光灯のタイプに比べると光は強いです。


光が弱い蛍光灯


周りが真っ暗で、光が弱めの蛍光灯がポツンとついているだけのビルの入り口を遠くから撮ったのですが、さすがにこれは無理でした。。
ネガを確認すると若干何か写ってはいたのですが、スキャンはしてもらえませんでした。


その他の作例

他にも色々撮ったのでご覧下さい。
全てISO100のフィルムに対し、60sec/F1.4です。














注意点

夜の撮影は手元が暗いので、絞りリングとかに手が当たり、絞りが変わっていたとしても気が付きにくいものです。

デジカメなら液晶に表示されますし、そもそも撮ってすぐに確認出来るので問題ありませんが、フィルムの場合は現像するまで解らないので、くれぐれもお気をつけ下さい。
この辺りはデジカメから写真を始めた我々にとっては意外な盲点となります。


まとめ(及び所感)

・ISO100のフィルムでも夜の街は意外に撮れる。
・普段、絞り解放で撮る事が滅多にないので、ここに来て解放の画質の悪さが目に付く。
・明るいレンズは必要
・何にせよ絞りを開けないといけないので、手前から奥までバッチリピントの合った写真を撮るのは難しい。(広角レンズならいけるかも)
・そもそもISO100にこだわる必要が無く、ザラザラが嫌でなければ400や800を使っても良いと思う。
昼間に街中を一眼レフで撮っていると、どうしても撮るのをはばかれる事もあるのですが、夜だと周りが暗い分その心配が無く、結構堂々と写真を楽しむ事ができます。
そして、街のキラキラが綺麗なので結構面白いです。

別の記事で長時間露光にも挑戦しましたので、良かったら御覧ください↓
フィルムカメラでバルブ撮影に挑戦! レーザーとか長時間露光とか
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