「レリーズ」という道具はご存知でしょうか?
スローシャッターを切る時に普通のシャッターボタンではブレる場合とかに使うもので、カメラに触れずしてシャッターを切れるという代物です。

デジカメの場合はカメラの横手にある穴にレリーズを差し込んで、ボタンを押すとシャッターが切る事ができます。
電気で動いているのでボタンを押す力が強くても弱くても全く同じです。

しかし、機会式のフィルムカメラのレリーズはすっごいアナログです。


先端から針が出てくる


↑これがアナログ式のレリーズです。
先端がカメラのシャッターボタンと同じでネジ状になっており、ネジを回してシャッターに取り付けます。

そして右側のボタンを押すと、





このように左側から針が出て、この針でシャッターを押すという仕組みです。


という事は思いっきり押せば、カメラを貫通するのか?

実はこのレリーズの記事を書こうと思った時、最初は違う切り口で書くつもりでした。

それはレリーズのボタンを思いっきり強く押せば、カメラを貫通する事が出来るのではないか?という検証記事にするつもりだったのです。

さすがに貫通は大げさだとしても、カメラが倒れたりするかもしれないという期待は持っていました。

結果はビックリするくらい普通で、カメラはびくともしないという事に…
よってこの検証記事はお蔵入りになってしまいました。

ただ、人間の目では確認出来ないくらいの揺れはあるかもしれません。
僅かなブレも命取りになるスローシャッターを切る時はゆっくり押すのがベターだと思います。

規格は全て同じ

このレリーズですが、メーカーごとにネジの大きさが違ったりする事はあるのか?という事ですが、サイズは全て同じみたいです。
ですので「買ったけどネジが合わなかった…」という事態になる心配は無いみたいです。(僕も購入の際、かなり迷ったので参考までに。)


昔の人の必需品

カメラのフィルム感度は「100」か「400」が相場で、中には「50」なんてのもあります。
いくら天気が良くても日陰で撮影する場合や絞りを絞りたい時はシャッタースピードで稼ぐしかありません。

となると昔の写真家の人達は今よりも三脚、そしてこのレリーズが必需品だったというのは容易に想像が出来ますね。

今に比べて圧倒的に不便だった時代だからこそ、様々な工夫やノウハウがたくさんありそうですね。

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