【作例あり】フィルムをわざと感光させる方法を具体的に説明します



SNSとかでフィルムの写真を見ていると、↑のような写真を見かける事がありますね。
これはカメラのどこかから光が入り込んでしまった為に起こる現象で、「感光」とか「光線引き」と言います。

普通なら失敗写真としてお蔵入りしてしまうのですが、時として妙にカッコいい写真になる事もあります。
これを逆手に取って、わざと感光させて作品にまで仕上げる方もいらっしゃいます。

そこで今回はフィルムをわざと感光させる方法をご紹介したいと思います。


2つのパターンがある

SNSでよく見かける感光写真には2つのパターンがあり、

1.写真半分が感光しているもの
2.ランダムに感光しているもの

の2パターンがあります。
それぞれやり方が違うので2つとも説明していきます。


1.写真半分が感光しているもの


特に見かけるのはこっちの方で、フィルムを取り付ける際にとある手順を踏む事で簡単に出来ます。
ただし、一眼レフのような自分でフィルムを取り付けられるカメラ限定になります(コンパクトカメラでは出来ません) 。



まずはフィルムを取り付けて、裏蓋を開けたまま1回巻きとります。

そして裏蓋を閉め、シャッターボタンを押します。
これは裏蓋を閉める前に巻き取った分なので、コマの全面が感光していて全く何も写りません。

そしてその次のコマも半分感光している状態なので、本来は空シャッターを切ってコマを送る必要があるのですが、そのまま撮影すると感光していない部分だけが写し出されて↑の様な半分感光写真になるという具合です。

これが写真の半分だけ感光している写真のからくりです。

これはそもそも一眼レフのフィルムの取り付け方を知っておく必要があるので、こちらの記事を参考にしてください↓

【カメラ屋直伝】フィルムの取り付け方を画像付きで解説します。
フィルムカメラを始めて一番最初に戸惑うのは「フィルムの取り付け方」だと思います。 最初は中々うまい事取り付けられずイライラしたり、あまりに長時間手こずっているものだから興ざめしてしまったりもするものです。 そして一番最悪...


2.ランダムに感光しているもの

やり方はいたって簡単で写真を全部撮り終えてフィルムを巻き取る際に、途中で裏蓋を開けるだけです。

ただし問題はここからで、「何秒くらい開ければ良いのか?」「どれくらい開ければ良いのか?」という事です。

こちらも写真と共に説明していきます。


時間はほんの一瞬、コンマ何秒でOKです。

まず裏蓋を開ける時間ですが、ほんとに一瞬だけでOKです。
「本当にこれだけでいいの?」って言うくらいのマッハのスピードで開け閉じしてください。


どれくらい開ければ良いのか?

次に裏蓋を開ける時の開き具合ですが、わずかな隙間程度でも十分に感光します。
フィルムが見えるくらいまで開けると感光した部分の写真がオレンジ色に染まります。


わずかな隙間とはこれくらい


具体的に言うと、これくらいで十分です。





1センチかそれくらいです。





これをほんの一瞬で開け閉じします。(↑の画像は無限ループしているだけなので、実際はこんなパカパカしたらダメですよ。1回だけでOKです)



ネガでは解りにくいですが、



しっかりと感光しています。











もう少しガバっと開けたパターン


意外に物足りなかったので、もう少しガバっと開けたパターンも試してみました。



ここまで開けると相当フィルムに光が当たる事になります。





同じく蓋の開け閉じはほんの一瞬だけでOKです。(これも無限ループなので開け閉じは1回だけでOKです)



モロに感光してますね。
これは期待出来そうです。





おお!見事に感光してますね。



恐らくこれが蓋を開けた時に、モロに光を浴びたコマだと思われます。



そのとなりのコマ。


周辺被害も起きる


裏蓋を開けた時に光が直撃したコマだけが感光するのではなく、その周辺のコマも感光してしまいます。
光がわずかな隙間をかいくぐるのでしょう。

数えてみたら37コマ中、何と23コマが感光していました。(本当に微妙なものも含む)
確かに面白いと言えば面白いのですが、やはり飛び道具な感じは否めません。


裏蓋を開けた場所は、地下鉄の中

そして今回蓋を開けた場所は帰りの地下鉄の電車内で開けました。
比較的光が弱い所でこの結果なので昼間の屋外で同じ事をすれば、もっと凄い事になっていたと思います。


最後に

フィルムというのは本当にデリケートなもので、ほんわずかな光でもこうなってしまいます。
正直、もうやりたくないです。。。
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