ロモグラフィー 「メトロポリス」フィルムガイド

2020年7月18日
その他のフィルムレビュー

発売してから少し時間が経ちましたが、割と最近めにロモグラフィーから新しいフィルムがデビューしました。

その名を「METROPOLIS(メトロポリス)」と言い、クラウドファンディングで資金を集める等、発売前から何かと話題になっていました。

ロモグラフィー自身もこのフィルムには結構力を入れているようで、ロングセラーになるのではないかと個人的には思っています。

満を持してメトロポリスを使ってみたので、今回は作例と共にこのフィルムの魅力に迫っていきたいと思います。


CM

基本情報


まずはメトロポリスの基本情報から参りましょう。

価格:1610円
※1本当たりの値段。バラで売っている所は少なく、ほとんどの場合は通販でまとめ買いする必要がある。
感度:100-400
※後で説明します。
枚数:36枚撮り
※レンズ付きフィルム「シンプルユーズ」にもメトロポリスが搭載されたシリーズがあるが、そちらは27枚撮り 。

1本の値段が1610円となっていますが、昨今は1000円以下のフィルムの方が珍しいので、めちゃくちゃ高いというイメージはありませんね。

ただ厳しいのはロモグラフィーのオンラインショップではまとめ売りしかやっていなくて、「試しに1本使ってみたい」という事が出来ないと言う事です。

家の近くにメトロポリスが売っているお店があれば別ですが、そこは友達とシェアして買うのが良いかもしれません。


現像は少し戸惑った


フィルムを現像する際に少し戸惑った事があったので、一応シェアしておきます。

最初大型量販店のカメラ屋さんに現像をお願いしたのですが、そこの店舗はお店で現像するのではなく、富士フィルムの現像所に郵送するシステムの所でした。

現像をお願いした翌日か翌々日に店舗から電話があり、「うちではこの色は出せない」という理由から現像を断られるという出来事がありました。

結果コダックの現像所を紹介してもらい、そちらで現像をしてもらえる事になりました。

いささか面倒くさかったので、次に撮ったフィルムは「トイラボ」というネットの現像所にお願いし、そちらはスムーズに現像してもらえました。

大変レアなケースかもしれませんが、一応記しておきました。


作例


それでは作例を見ていきましょう。

まず一番気になったのが、フィルム感度が「100-400」という所です。

一体どういう事かが全然解らなかったので、同じ被写体を100・200・400の3パターンで撮ってみました。

普通は100→200→400に行くほど、写真が暗くなるというイメージです。


100(F8・60sec)



200(F11・60sec)



400(F16・60sec)

影が濃くなっていくのと背景の建物群の暗部(シャドウ)が強調され、ぐっと引き締まっていくのが解ると思います。

それでいて、地面の明るい部分(ハイライト)は劇的に変化があったという訳ではありません。

ラチチュードの広いネガフィルムと言えども、2段も露出を変えれば明らかな変化が見られるものですが、その辺りが何とも不思議な所です。

今回はフィルムを2本使い、1本目は感度の100のつもりで、2本目は感度400のつもりで撮ってみました。

撮ったのは別の日で、天候や光の状態が全然違うという事を加味してご覧ください。


1本目:感度100で撮ったパターン






非常に天気の良い日に撮りました。感度100では明るい感じがしますね。









影の部分がもうちょっと引き締まった感じになれば良いのですが。









光が少ない商店街で撮りました。













やはり全体的に明るい感じで撮れていますね。


2本目:感度400で撮ったパターン


次は感度400で撮ったパターンを見てもらいましょう。







逆にこの日は天気が悪く、空は曇りでした。
















そして別の日。日が差して割と明るめでした。







個人的には屋外で撮る場合は400で撮った方がぐっと引き締まった感じになるので好みです。


終わりに:暖色・低彩度・反ゆるふわ


一通り撮ってみて解ったのは彩度は低く暖色系で、基本暗部が強調されるので、ゆるふわには撮れない感じがします。

普段はどちらかと言うと寒色系の富士フィルムを使う事が多いので、普通に撮るだけで新鮮味がありました。

1本単位で買う事が出来れば言う事が無いのですが、そこが非常に悔やまれる所です。