今回はコダックのトライX(400TX)をご紹介します。

トライXと言えばハイコントラストで有名なフィルムですが、言葉で表すと「ジャギジャギ」という感じで、昔の粗粗しい白黒写真みたいな写りが特徴的です。

そして400という感度も相まって良い感じのザラザラ感も味わう事が出来ます。


8mmフィルムで撮った映画の世界


僕はそのジャギジャギした感じを利用して、昔の8mmフィルムで撮った外国映画の世界みたいなものをこのフィルムで撮っています。

僕的にはアクロスとは方向性が違うフィルムで、僕の中でイメージする「白黒フィルム」と言えばトライXの方がそれに近い感じです。


作例


目指すのは「8mmフィルムで撮った外国映画の世界」なので、夜の写真が多めです。



外国っぽく撮るコツは「日本語表記されたものを極力入れない」という事です。



が故に広角レンズで広く撮る事は難しく、画角が狭いレンズで「いかに切り取るか?」が課題となります。



画角が狭く、夜なので明るくシャッターを稼げるという条件を満たす必要があるので、おのずと50mm一択になります。



「NO PARKING」の看板にピントを合わせたつもりが、背景にピントが合っています。
何故かピントが大幅にずれるという事件がよく発生します…。





昼間の写真の作例

夜の写真ばかりだったので、昼間(夕方)の写真も載せておきます。



ジャギジャギ感が凄いですね。
なめらかなアクロスとは対照的です。



カッコいい白黒写真で大胆に白く飛ばして建物の端っこが飛んでいる写真がありますが、思いっきりハイキーで撮るのも面白そうですね。



新聞に載ってそうな写真ですね。


まとめ(および所感)

・コダックが外国のフィルムメーカーなので、どうしても「外国っぽい写真」という印象がある。
・アクロスの持つ「なめらかさ」とは対照的な存在
・ジャギジャギ感、ザラザラ感がモロに出るので昔の「粗い白黒写真」みたいな画(え)作りが出来る。
・コダックは基本フィルムの値段が高め
白黒フィルムに関してはイルフォードやローライ、ロモグラフィー等の有名所のフィルムや、初めて聞くようなメーカーの面白そうなフィルムもたくさんあるので、どんどん試していきたいです。

そしてISO25という超低感度のフィルムもあるので、いずれは挑戦してみたいです。(どピーカンか三脚が必要ですね。。。)

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