今回はロモグラフィーの中で一番代表的なカラーネガフィルムをご紹介します。
このフィルムは値段もお安く、大きなカメラ屋さんに行けば比較的置いてある確率も高いので普段使いしやすいフィルムです。
しかし、フジのフィルムに比べるとちょっと写りにクセがあり、好みが出る所だと思うので、その辺りもたっぷりとお話していきます。
感度が100・400・800の3種類あり、3種類全ての作例も載せましたので是非一度検討してみてください。
目次
ロモグラフィーのフィルムラインナップの中で基本となるフィルム
今回ご紹介するフィルム名は「カラーネガティブ」と言う非常に解りやすいネーミングとなっています。ロモグラフィーのフィルムラインナップは限定的な販売が多く、今の在庫が無くなれば販売終了という事が非常に多いです。
そんな中カラーネガティブシリーズは安定的に供給されているフィルムで、ヨドバシカメラやビッグカメラ等の大型カメラ店にも結構高い確率で置かれています。
ですのでカラーネガティブシリーズはロモグラフィーの中でレギュラー的なフィルムという事になります。
値段
値段
color NEGATIVE100 2980円(3本セット)
color NEGATIVE400 3480円(3本セット)
color NEGATIVE800 4180円(3本セット)
color NEGATIVE400 3480円(3本セット)
color NEGATIVE800 4180円(3本セット)
共通する特徴として、「彩度高め」「ジャギジャギした感じ」
color NEGATIVEシリーズは感度が100・400・800の3種類あるのですが、共通する特徴として「彩度が高め」と「写りがジャギジャギした感じ」というのが挙げられます。彩度が高いと言っても、加工アプリでよく見られるような"蛍光ペンで塗ったような感じ”的なものではなく、フジのフィルムに比べると所々派手さが目立つくらいのものだとお考え下さい。
こういうのでは無いのでご安心ください。
それよりも気になるのは「ジャギジャギした感じ」の方です。
明らかに硬調で、なめらかさとは対照的な写りが好みの分かれる所だと思います。
しばらくロモで撮った後に、フジのフィルムで撮ってみて下さい。ジャギジャギ感の意味が解ると思います。
作例
それでは感度ごとに作例を見ていきましょう。color NEGATIVE100
カメラが壊れてかなり暗めに写ってしまい、結果的に色が浮き彫りになりました。
こういう色を見ると「ロモっぽいなぁ」と思ってしまいます。
実際の色はもっと控えめですが、きれいに色が乗っています。
夜の明かりはカラフルで良い感じですね。
◆
そしてもう1つ、ロモは白系の色に何か特徴があります。
本来の色よりもクリーミーなものが混じっているというか…。
悪く言えば濁っているというか…。
パッと見て「あっロモだな」と解るくらい、白系に特徴があります。
color NEGATIVE400
続いてcolor NEGATIVE400に参りましょう。400は100や800と比べて青っぽいという事を聞いた事があります。
見比べてみたのですが、そう言われるとそんな感じがしない訳では無いと言った所でしょうか。
基本日陰の写真が多かったのですが、辛うじて日が当たっている写真がありました↑
いかがでしょう。
◆
シャギシャギ感は健在ですね。
特に寂れたものを撮ると余計に解りやすいです。
◆
color NEGATIVE800
最後にcolor NEGATIVE800を見ていきましょう。高感度フィルムなので、夕方~夜をメインに撮りました。
基本的に100や400とそれほど変わりはありません。
800のフィルムは緑っぽいというイメージがあったのですが、それはフィルムの箱の色がそうなのと、800のフィルムは夜に撮る事が多く、白い蛍光灯は緑色に濁るのでそこから来ているのでしょう。
◆
ちなみに↑この写真はF2/60secで撮っています。
感度100のフィルムでは暗くて撮れない写真です。
800だと、夜でも安心して撮る事が出来ます。
終わりに
color NEGATIVEシリーズは比較的手に入りやすいですし、値段も安価で3本セットでコダックの高級フィルム1本が変えてしまうくらいです。ジャギジャギ感な写りが気にならなければこれほど使い勝手の良いフィルムはありません。
特に800のフィルム自体の種類が少ないので、高感度フィルムを使用する時はおのずと候補にあがると思います 。
是非参考にしてみて下さい。