いつまで経っても画が浮かび上がってこないぞ!?
チェキで撮影して画(え)がうっすらと浮かび上がってくるまで45秒くらいかかります。

それくらいの時間が経過して白いままだとやっちまった可能性が高いです。

受ける光の量が多すぎた結果、白飛びしてしまったという事なのですが、原因はとある部分に指を置いて撮影したというのがほとんどになります。

今回はそれについて詳しくお話ししていきます。



光の量を計る2つのセンサー


(撮影者から見て)チェキの左上に丸い穴が2つあいています。





上の穴がその場の明るさを計る為の穴で、下の穴がフラッシュの光の強さを決める為の穴になります。

チェキがオートでちょうど写り良い写真に仕上げてくれるのはこの2つ穴から現在の明るさを計測している為で、これによって自動で写真の明るさ(専門用語で「露出」)を決定しています。

屋外の曇天だから、F〇・シャッタースピード〇秒くらいかな。

所がその穴の部分に指を置いて撮影してしまうと穴に入る光が塞がれてしまいます。チェキにしてみれば、まさか指で穴を塞がれているとは思いませんから、

おおっ!暗いぞ!
これは最大限明るく写さなくては!

という事になり本来よりもかなり明るく撮ってしまう為、結果真っ白な写真になってしまいます。

チェキで出てきた写真が白飛びしている原因の大概はこれによるものです。


試しに撮り比べてみました

せっかくなので指で穴を塞いだパターンと普通に撮影したパターンと両方撮って、その違いを比べてみました。まずは穴を指で塞いだ方からです↓



光の少ない部屋の中でもこの白さになります。

続いて普通に撮影した方です↓


普通に写っていますね。





こうやって見比べると一目瞭然ですね。光が少ない部屋の中でもこの結果ですから、晴れの日の屋外なんかで穴を指で塞いでしまうと、真っ白になるのは当然です。


裏蓋を開けても白飛びするかも

チェキの説明書には「途中で裏蓋を開けるとフィルムが感光して白飛びします」的な事が書かれています。

一応検証してみたのですが、結果白飛びはしていませんでした。




こちらが裏蓋を開けた直後に撮った写真です。


だからと言ってむやみに開けない方が絶対に良いです。フィルムというのはかなりデリケートなので、ほんのわずかな光が当たるだけでも赤い線が入ったりします。


これはチェキのフィルムでも同じ事なので、くれぐれも気を付けましょう。(残数カウンターも「S」に戻ってしまうので、ややこしくなりますしね。。)
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