【プロビア100Fフィルムガイド】やたら透明な空気感に注目

B!

今回はリバーサルフィルム(ポジフィルム)の「プロビア100F」のレビューをしたいと思います。

現在リバーサルフィルム(ポジフィルム)自体が続々と生産終了しており、手頃に買えるものと言えば富士フィルムの「ベルビア100」と今回ご紹介する「プロビア100F」、そしてコダックの「エクタクロームE100」の3本のみとなりました。

リバーサルフィルム自体が貴重なものになってきており、もしかするとあまり時間が残されていないのかもしれません。

今回はちょっと作例も多めにお見せしますので、興味を持たれた方は是非挑戦してみてください。


プロビア100Fの価格

アマゾン等のネットでは価格が変動するので一概には言えませんが、ヨドバシカメラ等のお店で買うと大体1700円くらいでちょっと高めになります。(昔からフィルムで撮っていた方に言わせると、びっくりするくらいに値段が高騰しているらしいです)

ネットで買う場合もこの1700円前後くらいを目安にしておけば間違いありません。


使ってみた感想

現在富士フィルムのデジカメには「フィルムシミュレーション」という写真の仕上がりを変えてくれる設定があり、その中でも「プロビア」というモードがあります。

フィルムシミュレーションのプロビアはスタンダード的な位置付けになっていて、ナチュラルで見た目のままを再現してくれる的な感じです。

フィルムのプロビア100Fはどうかと言いますと、仕上がり的にはナチュラルな感じで後々写真を見返してもその時撮った場所の記憶を鮮明に蘇らしてくれます。

彩度は高くシャープな感じなので、非常にクリアな印象を受けると思います。


作例

それでは作例の方をご覧下さい。



ガラス越しの人形がとても透明できれいですね。
これはプロビアならではで、ベルビアだと違った感じになると思います。





まさに「ナチュラル」という言葉がピッタリなくらい自然な仕上がりになっています。





これぞリバーサルフィルムといった空ですね。





空のグラデーションはこんな感じです。





男女のイラストの彩度は見た目よりも間違いなく高いです。
でもすごく綺麗な色で、いわゆるインスタ映えしそうな色ですね。





イスとテーブルの赤はさすがに彩度がきつすぎますね。








個人的には赤色系の彩度が高すぎて、非常に目に付く感じですが、





それ以外だと落ち着いた感じで好みの仕上がりになってくれます。





高彩度でもイチョウの黄色は全然気になりません。


まとめ

赤色系の高彩度が目に付く感じですが、それ以外はすごくナチュラルな感じに仕上がってくれます。

空気というか、空間がすごく透明色でクリアな感じです。

個人的にはお寺等を撮る時はプロビアが良く、逆に神社は鳥居の朱色が際立ってしまいそうなので、個人的には避けた方が無難だと思いました。



何かの参考になれば、そして興味があれば是非挑戦してみてくだい。

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