クラシッククロームで青空を撮るとラムネ味になります。

京都タワーラムネ味 / FUJIFILM X-T10 / Classic Chromeで撮影


富士フィルムのミラーレスと言えば「Xシリーズ」。

そのXシリーズの独自の機能に「フィルムシミュレーション」というものがあります。
これは他メーカーのカメラで言えば「仕上がり設定」や「ピクチャーコントロール」的な位置付けになるのですが、個人的にはそれらよりも個々のモードに特色があり、コンセプト通り「フィルムを交換するような感覚」で使用する事が出来ると感じています。

ユーザーによって好みのフィルムシミュレーションがあり、中でも「クラシッククローム」は中々根強い人気があるフィルムシミュレーションです。


特徴としては「低彩度」「反ゆるふわ」


クラシッククロームで撮ってみて、ひと目で解るのが彩度がものすごく低いという事です。
全フィルムシミュレーションの中で一番の低彩度を誇るくらいです。

彩度が低い写真といえば「ゆるふわ」な感じの写真を思い浮かべますが、クラシッククロームとゆるふわの明確な違いは「トーンの硬さ」にあります。

色には硬い色と柔らかい色というものがあり、同じ赤系の色でも明るいめのふわっとした赤色と、濃いめのカチッとした赤色があり、濃いめのカチッとした色であればあるほど硬い感じになります。


クラシッククロームで撮ると「なんか写真が暗い」という経験はありませんか?
それはトーンの硬さが関係しているのです。





青空が凄くきれい!

「”クラシック”クローム」という名前が付いているので、何かレトロなものを撮らないといけないという感じになってしまいがちですが、実はそんな事はなく僕がオススメしたいのは晴れた日の青空を撮ってみて欲しいという事です。

単に「彩度を落とした青色」がそこにあるという事ではなく、それはもうラムネ色、更に言えばラムネ味の空が広がる事になります。


作例

それではクラシッククロームで撮ったラムネ味の空の写真をご覧いただきましょう。
ブラケット撮影でプロビアでも撮りましたので、両方共お見せします。


PROVIA



Classic Chrome





PROVIA



Classic Chrome

コツはシャドートーンを落とすという事です。
僕はX-T10なので、-2にしていますが、最近の機種は-4まで落とせると聞きました。




PROVIA



Classic Chrome





PROVIA



Classic Chrome

ただ、青空と絡めるものや色によって雰囲気が変わってきますので気を付ける必要があります。
こういう重厚なものはあまりマッチしません。




PROVIA



Classic Chrome

これに至っては何か黄ばんでいて、逆効果な感じになってしまいました。




PROVIA



Classic Chrome

ポップでカラフルな色合いなものとはよく合います。
雲一つ無い青空で撮りたい所ですが、白色とも相性が良く、むしろ雲を入れた方が良いアクセントになります。




PROVIA



Classic Chrome

空の色にムラがあると台無しになる事があるので時間帯にも気を配りたい所です。


最後に

もはや「きれいな色」を通り越して「美味しそうな色」という感じがしませんか?
これは加工アプリ等で単に彩度のバーを左に動かしただけでは出ない色で、カメラメーカーの前にフィルムメーカーである富士フィルムならではの強みとも言えます。

とある人が言うには、富士フィルムのJPEGはRAW現像で同じ色を出すのは難しいというのを聞いた事があります。

カラッと晴れた青空にはプロビアもしくはベルビアといきたい所ですが、こういう時こそクラシッククロームで撮ってみると、面白い発見があります。
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