露出の勉強をする前に適正露出という言葉を覚えておくと話が早いです


写真を始めて一番最初にぶつかる壁が「露出」ですね。
最初は「風景モード」や「スポーツモード」にダイアルを合わせて写真を撮っていたのですが、その横にある「M」とか「A」とか「S」とか「P」のアルファベットが気になりはじめ、そこから露出というものを意識し始めます。

このブログで露出についての記事も書いていくつもりですが、今回は前段階として「適正露出」という事についてお話していきたいと思います。
この言葉を覚えておくと「F値が云々」という話をする時に非常に話が早いです。

なるべく難しい言葉は使わずに噛み砕いてお話していきますので、頑張ってついて来て下さいね。


液晶画面の左や下の部分に付いているあれ↓


お持ちのカメラの液晶画面の左側や下側に↑こういうものを見かけた事はないでしょうか。
真ん中を中心に-3~+3のメモリがあり、先端が尖ったカーソルが移動したりするやつで、正式名称を「測光(そっこう)インジケーター」と言います。

あれはカメラに入ってきた光を計測し、カーソルが動く事によって「今撮るとこれくらいの明るさの写真になりますよ」と教えてくれる装置なんです。
そしてこのカーソルがちょうど真ん中に来た時が適正露出で、+側に振れれば明るめの写真、-側に振れれば暗めの写真になるという訳です。

オートというのはカーソルがちょうど真ん中に来るように自動で色々と設定してくれる機能という訳です。

【ポイント!】
カーソルがちょうど真ん中に来た時が適正露出。




何を持って「適正」としているのか?

適正露出とは適正な露出という意味ですが、そもそも何を持って適正としているのでしょう。
お持ちのカメラに「白黒モード」的な白黒写真が撮れる設定があると思います。
この白黒写真がその答えを教えてくれます。


白黒写真とは白と黒の2色しか使っていない訳では無い

白黒写真というのは別に白と黒の2色しか使わない写真という事ではありません。(もしそうだとすれば目がチカチカします)
白と黒の間のグラデーション全てを使っています。


完全な「純白」から始まって「限りなく白に近い白色」「限りなく白に近い白に近い白色」とだんだん暗くなっていき、ちょうど真ん中が「グレー」で一番最後から2番めが「限りなく黒に近い黒色」、そして一番最後が「黒色」という具合です
500色の色鉛筆みたいにそれぞれ色の名前が付いている訳ではありませんが、全て数字で管理していて白と黒の間だけで256色あります。

カメラで光を計測した範囲内の平均がちょうど真ん中のグレーになった時が適正露出とされています。

【ポイント!】
・白黒写真というのは、別に白と黒の2色しか使っていないという訳ではなく、その間のグラデーション全てを使っている。

・白から黒の間のグラデーションは256色あり、カメラで光を計測した範囲内の平均が真中のグレーになった時が適正露出である。


光を計測する範囲を決められる優秀な機能

カメラで光を計測した範囲内の平均がグレーになった時が適正露出という事なんですが、この範囲内をこちらで決める事ができます。

お持ちのカメラの設定画面で「測光」「測光モード」的な名称で書かれていているのがそれで、呼び方は機種によって様々ですが、以下の3種類に分類されている事がほとんどです。

測光の種類

1.画面全体で光を計測するモード
2.ピンポイントに光を計測するモード
3.中央部分だけで光を計測するモード



例えば↑の写真ですが、真っ暗な部屋にポッとキャンドルの明かりが灯っていて良い雰囲気ですね。


1.画面全体で光を計測するモード


もしこれを画面全体で光を計測したとすれば、真っ黒なのでカメラはグレーに戻そうと設定します。
結果、凄く明るい写真になりムードがぶち壊しになります。


2.ピンポイントに光を計測するモード


こういう場合は一番明るい炎の部分をピンポイントに計測します。
そうすれば炎の部分だけが適正露出になり、他が暗くなるので雰囲気のある写真が出来上がります。


3.中央部分だけで光を計測するモード

↑の写真のように被写体が真ん中にいて、他はあまり気にしなくて良いけど被写体のご夫婦だけはきちんと写したい という場合は中央部分の光を計測すると良い感じの写真に仕上がります。(背景部分は真っ白になっちゃってますね)


まとめ

それでは最後に大事な部分をおさらいしましょう。

・カメラの液晶画面に表示されている「測光インジケーター」のメモリがちょうど真ん中に来た時が適正露出である。
・そしてその適正とは光を計測した範囲内の平均が白黒写真の真ん中に位置するグレーになった時である。
・光を計測した「範囲内」というのがポイントで、どの範囲で光を計測するかによって、 写真の仕上がりが全然違ってくる。
・そしてその光を計測する範囲はカメラの設定で変える事ができ、それは「全体」「ピンポイント」「中央部分」の3種類ある。

という事ですので、結局の所「適正露出=正解」ではないという事になります。
しかし何か基準が無いと暗めの写真にしたり明るめに撮るという事も決めようが無いので、その基準として適正露出という言葉を知っておくというのは非常に便利です。

そして写真の「露出」を勉強する時にもこの適正露出が出てきますので、今回はあえて記事にしてみました。

更に適正露出で撮った写真はなんだかんだで綺麗な写真が多いという事も事実です。










この適正露出という意味が解れば、露出の話も理解が早いと思います↓

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