現代のレンズを昔のカメラに取り付けたらどうなるか?を試してみた


昔のレンズ、つまりオールドレンズを今のカメラに付けて写真を撮るという事は多くの方がやっておられます。
そこでふと思ったのですが、逆に今のレンズを昔のカメラに取り付けて撮影すればどうなるんだろう?という事です。

もちろんマウントが違うのでカメラに取り付ける事は出来ませんし、電気が通ってないのでレンズに内蔵されているモーターやら何やらも動く事はありません。
しかし、


光は通ります。


よって本意気で撮影するのは無理だとしてもフィルムに光を定着させる事は可能なのではないか?
そう思ったので検証してみる事にしました。


使用するカメラとレンズ

まずは使用するカメラとレンズを紹介します。


カメラ:ミノルタ SRT-101


カメラはミノルタの「SRT-101」という50年以上前のものを使用します。


レンズ:フジノンXF35mm F2


そしてレンズは富士フィルムの「フジノンXF35mm F2」という現在のXシリーズのものを使用します。


感度200のフィルムで30分の1と250分の1で撮ってみた。

次に撮影の条件ですが、晴れの日の公園で感度200のフィルムを使用しました。

レンズには当然電気が通っていないので、絞りを調整する事が出来ません。
ですのでそもそもF値がいくらかも見当がつきません。

そこでシャッタースピードは30分の1と250分の1の2パターンを試しました。



カメラにレンズを取り付ける事は出来ませんが、このように手で持てば一応穴には入ります。
この状態でファインダーを覗いてみたのですが、全くピントが合っておらず全体的にぼやけていました。

この状態でシャッターを押したのですが、


↑このように真っ黒になりました。
ネガフィルムは色が反転するので、写真的に言えば白飛びしてしまったという事になります。

左が30分の1で右が250分の1になり、右の方が白さが抑えられています。


こんなに近くで初めてピントが合う


自分の手をレンズの前にかざして近づけたり遠ざけたりしてみたのですが、↑の距離で自分の手のシワがくっきりと見えました。(↑の写真のレンズはオールドレンズです。)

ですので今度はこの距離に何かものを置き、シャッターを切ってみましょう。(シャッタースピードは同じく30分の1と250分の1です)



30分の1






250分の1


フィルムの箱を撮ったのですが、中心部は辛うじてピントが合っていますね。
しかも画質も綺麗です。(さすがは現代のレンズ!)


まとめ

・現代のレンズは電気が通っていないと動かないので、F値が解らない(おそらく解放値だと思われる)
・ピントもかなり近づかないと合わない
・そもそもマウントが違うので固定する事が出来ず、レンズをずっと手で持っていないといけない。
・よって実用性はゼロである。

ただ1つ快挙なのは、フィルムという昔のメディアが現在のレンズを通った光を捉える事が出来たという事です。

そう考えるとなかなか感慨深いものがあります。
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