カメラの背面モニターに出てくるギザギザの山(ヒストグラム)の見方


ンデジ、ミラーレス、一眼レフに関わらず、デジカメはビューボタン的なものを押すと、撮った写真をその場で見る事ができます。
そしてこのボタンを何回も押すと撮影情報が確認できたりとか、色んな画面に切り替わると思います。

その中の1つに、こういうものが出てくる画面は無いでしょうか↓


カメラによって若干見え方が違ってくると思いますが、大体のカメラにはあると思います。

今日はあのギザギザの山みたいなものは、そもそも何なのか?その見方や活用方法をお話したいと思います。


ヒストグラムと言います。

このギザギザの山みたいなものの正式名称は「ヒストグラム」と言い、グラフの一種になります。
こう言うと少し分かり辛いですが、こうイメージすると分かりやすいと思います。


要は人口分布です


都道府県でも市町村でも、ある範囲に区切って「○歳~○歳の男性は何人いる」という具合にグラフにしていくのが人口分布ですが、カメラのヒストグラムもこれと全く同じ理屈です。

人口分布の場合は「年齢」と「性別」ごとに分布していますが、写真のヒストグラムの場合は一体何の分布なのでしょうか。


白黒写真で考えるとわかり易いです。

以前の記事にも書きましたが、白黒写真というのは白と黒の2色しか使っていない訳ではありません。
白から黒までのグラデーションを全て使っています。



参考:
露出の勉強をする前に適正露出という言葉を覚えておくと話が早いです
写真を始めて一番最初にぶつかる壁が「露出」ですね。 最初は「風景モード」や「スポーツモード」にダイアルを合わせて写真を撮っていたのですが、その横にある「M」とか「A」とか「S」とか「P」のアルファベットが気になりはじめ、そこから露...

このグラデーションは黒から始まって真ん中がグレーで最後が白になり、この間256色あります。


デジタル写真は点の集まり


そしてデジタル写真というのは元をたどれば点で出来ており、この点が集まって写真になり、この点の事を「ピクセル」と言います。

【ポイント!】

・白から黒までのグラデーションは256色ある

・デジタル写真は元をたどれば点で出来ており、この点の事を「ピクセル」と言う。

この2つをふまえまして、


写真のヒストグラムは256色の分布の事

写真のヒストグラムとは、黒~白までの256色あるグラデーションの分布という事になります。


とある写真が、こういうヒストグラムだったとしましょう↑





まずこの部分が黒から白までのグラデーションを表しています。





そしてギザギザの山の部分はピクセルの数をグラフで表したものです。





赤茶色の線を引っ張った所に注目して下さい。
この写真には、赤茶色の線上にあるこの色はこれくらいありますよという事がグラフで表されてるという事になります。


色んな写真のヒストグラムを見てみましょう。

それでは色んな写真のヒストグラムを見てみましょう。





まずはこちら。
テントのキャラクターがとても気になりますが、夜に撮影したのでほとんど真っ暗な写真になってしまいました。

この写真のヒストグラムはこんな感じです↓


この写真のほとんどが黒に近い色で出来ているのが解りますね。







続きましてはこちら。
天気の良い日の屋外で撮影したもので、この写真のヒストグラムはこんな感じです↓


全体的に明るい色で構成されているのが解ると思います。







最後はこちら。
屋外のモロ逆光で撮影したもので、ヒストグラムはこんな感じになります↓


グラフの量が少ない感じがしますが、逆光でほとんどが白に振り切れているとこういうグラフになります。(逆もしかりで真っ暗な場合も同様です)


ヒストグラムの活用法

それではカメラの背面モニターに表示されるヒストグラムの活用法をご紹介しましょう。

近年カメラは小型化の方向に進んでおり、それ自体はとてもありがたい事なんですが、1つ欠点を挙げるとすればファインダー画面や背面ビューも凄く小さくなってしまったという事です。

僕はフィルムカメラは一眼レフを使っていて、昔の一眼レフはとにかく大きいです。
しかしその分ファインダー画面も凄く大きくてとても見やすいので助かります。

そんな一眼レフを使った後に小型のミラーレスを使うと、画面が小さいので不便に感じます。

特に夜や暗い所の撮影なんかはファインダーを覗いて「だいたいこんなもんかな」と思った明るさでも、プリントすると暗すぎて何が写っているかが解らない事が多々あります。(僕の場合は暗めの写真が好きなので特に多いです)

そういう時は画面の写真で確認するよりも、ヒストグラムを見て露出を判断した方が失敗は少ないです。

ビューでは良い感じに写っていたとしても、ヒストグラムが極端に左や右に寄りすぎていた場合は露出を調整して取り直した方が良いと思います。


このようにヒストグラムを見るクセを付ければ、客観的に写真の明暗を判断出来るのでとても便利です。


最後に 補正やレタッチにも役に立つ

今回お話したヒストグラムは、写真を補正する時やレタッチの時にも必要になる知識ですので、覚えておいて絶対に損はしません。

というよりもこの知識が無いと、補正やレタッチは難しいと思います。
興味のある方は是非活用してみてください。
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