2019年に買った写真集で、大賞を選んでみた。


去年2019年は、9冊の写真集を購入しました。

このブログでは紙の写真に馴染んでもらう運動の一環で、「写真集を買おう!」という事を推しています。

ですので言い出しっぺの僕自身がどんな写真集を買ったのか?という事を公開して、促進を図ろうと思います。

そんな訳で2019年に購入した写真集の中から大賞を選んでみたいと思います。

まずは購入した9冊の写真集を見ていただきましょう。


1.メメント・モリ/藤原 新也


これは写真集の中でも異例のロングセラーを誇っているもので、ご存じの方も多いと思います。

ネットで中身を見る事ができ、初めて見た時の衝撃は凄まじいものでした。

犬が人間の死体の足を噛んでいる写真があったりとリアルさが物凄いのですが、その中でも僕はお地蔵さんがフレームいっぱいに埋めてくされている写真が物凄いインパクトが残っています。

増版に次ぐ増版で2018年には新版が発売されたので、そちらを購入しました。

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2.愛のバルコニー/荒木 経惟


アラーキーが29年間住んでいたマンション生活を撮りためた写真集。

前半は奥様陽子さんやネコのチロちゃんの姿が、後半やお二方が亡き後の様子が収められています。

最後のページに向けて、あきらかに人気(ひとけ)が無くなっていく感じがなんとも言えない寂しさを覚えます。

こういう日常の写真は、その人がモロに出ますね。

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3.CHOTOKU×R-D1/田中 長徳
4.PEN PEN チョートク日記 プラハ・パリ/田中 長徳




2冊とも著者が同じなので、まとめてお送りいたします。

田中長徳さんがエプソンR-D1とオリンパスPENでプラハとパリ(とローマ)の街を撮った両著。

以前何かの映像で「街はありのままに撮るべきだ」みたいな事をおっしゃられていたので、両方とも端正な写真というより、そのままパチリとやった写真で構成されています。

そういう事を知らずに「綺麗なヨーロッパの写真が見れるんだろうなぁ」という期待をして買ったので、最初は結構面喰いました。。

巻末には滞在日記と坂崎幸之助さん(R-D1)、オリンパスの商品企画部部長の杉田さん(PEN PEN)との対談が載っていて、個人的には滞在日記がとても好きです。

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5.ver.Europe/GOTO Miki


ハンドメイド販売サイトのミンネで購入した手作り写真集になります。

こちらは絵葉書のようなヨーロッパの街並み等が綴られていて、綺麗な写真です。

ただ枚数が少ないのと、クラフト紙でプリントしているのでややにじんだ感じがあったのが残念。(注意書きにはその点も書いてあったので、不満等はありません)


6.SHORT TRIP AGAIN/尾仲 浩二


写真で結構長いスランプに陥っていた事があって、その時に出会ったのが尾仲浩二さんの写真でした。

「写真は上手く撮らないといけない」という強迫観念に近いものを持っていた時に尾仲さんの写真は「そんな肩肘張らなくてもいいよ」と語りかけてくれたような気がして、非常にホッとしたのを覚えています。

尾仲さんの写真の中でも「Matatabi」シリーズがとても好きで、このSHORT TRIP AGAINというのはシリーズ第2弾になり、股旅ではなく「また、旅の写真」という意味で付けられたのだそうです。

SHORT TRIP AGAIN
初夏の氷見、炎天下の駒ヶ根、雪舞う直江津、雨上がりの諏訪.. 近年の旅を集めたMatatabiシリーズの新作 「SHORT TRIP AGAIN」 カラー72ページ 23x20cm ハードカバー 初版700部 4500円+送料350円(ゆうメール) お待たせしました。 ご注文は bookshop.onaka@gmail...



7.COUNTRY ROAD/川口 和之


1976年と79年の新潟と佐渡ヶ島を写した写真集。

町や村の様子、そしてそこで暮らす人々が写し出されていて、非常にノスタルジックに浸る事が出来ました。

昔の写真と言ってもそこまで大昔ではなく、そこに写っている小さな子供は現在40半ばくらいなんだろと想像すると、胸が苦しくなるくらいに時の流れを実感せざるにはいません。

これぞ写真の力なんだなぁと実感させられた1冊でした。

川口和之写真集『COUNTRY ROAD』 | Photo Books
1976年と78年の冬の新潟・佐渡の撮影行。 17歳の透明な視線で映像化した40年前の佐渡。 ▼ 2017年10月24日〜11月5日まで、photographers’ galleryにて展覧会を開催。 川口和之「PROSPECTS Vol.2」 川口和之『COUNTRY ROAD』 A4判/並製/76頁 2017年10...



8.小島一郎写真集成/小島 一郎


小島一郎さんを知ったきっかけは、森山大道さんがドキュメント番組で小島さんの写真展を見ている様子が流れているのが最初でした。

その時に写っていた写真の印象は「きれいだなぁ」というもので、スナップではない、1枚1枚丁寧に撮ってる感じを受けます。

本自体のボリュームが凄まじく、これで3800円(税別)はかなりお得。

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9.路地裏の京都/甲斐 扶佐義


本屋さんで写真集を物色していた時に見つけた1冊。

表紙を見た瞬間に一気に引き込まれ、ジャケ買いをしました。

本はラミネートされていたので買うまでは中身は見れないのですが、タイトルと表紙から察するに観光地ではない普段の京都が写し出されているのではないかという、かなり大きな期待を背負って家路に着いたのを覚えています 。

街並みというよりも人に大きく寄った写真がほとんどだったので、街並み的な写真を期待していた僕にはその辺りが少しガッカリポイントでした。

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気になる大賞はどの写真集!?

それでは大賞を決めたいと思います。

何とか2冊まで絞り込めたのですが、この2冊は甲乙つけ難かったので、大賞と準大賞の2冊を決めたいと思います。


準大賞は 7番「COUNTRY ROAD」


ネットサーフィンをしていたひょんなきっかけで川口和之さんという方を知り、川口さんの写真を見た瞬間に一気にファンになりました。

それくらい“何か”が合う写真家なんだと思います。

それと同時に「写真は時間が経てば経つほど熟成されていく」という事を思い知らされた一冊でもあります。

川口さんの写真集はあと数冊欲しいのがあるので、機会があればまた紹介したいと思います。


大賞は 6番「SHORT TRIP AGAIN」


川口さんのCOUNTRY ROADとかなり迷ったのですが、写真を撮るのが辛くなった時にホッとさせてくれると言う意味で尾仲さんのSHORT TRIP AGAINを大賞に選ばせて頂きました。

ここまで崩した写真は上手な写真至上主義の方が見れば相当面喰うと思いますが、むしろここまで崩して撮る方がかえって難しいのではないかと思います。

プリントは凄く綺麗で、本もハードカバーで仕上げられているので高級感もあります。

川口さんと同じく尾仲さんの写真集は他にも欲しいものがあり、Matatabiシリーズが出れば絶対に買うと思います 。


最後に

言えるのは「やっぱり紙の写真は最高」だという事です。

紙にプリントした写真は隔たりが無く直接入ってくる感じがありますし、本という形で写真を組む事によって色々な意味や見せ方が生まれるので、パソコンやスマホで見るのとはちはり違うものがあります。

せっかく写真という趣味を持ったのですから、是非とも写真集を買ってみて欲しいです。

写真集の楽しみ方という記事を書いているので、参考にしてみてください↓
写真集を買おう!~写真集の楽しみ方~
写真をやっている人の中で、勉強の為にプロの写真家の写真集を買われる方は結構多いと思います。 もちろんそれは全然OKなんですが、今日は更にもう1歩踏み込んで自分の人生に新しい楽しみを見出すという意味での写真集の楽しみ方みたい...




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