白黒フィルムとデジカメの白黒モードを撮り比べてみた

「結界」


何故、撮り比べをしようと思ったか?こういう動機があるんです

デジカメとフィルムカメラの違いの1つに「最終的に光を受け取る場所」の違いがあります。
デジカメは「イメージセンサー(難しい言葉で撮像素子)」という所で光を受け取り、フィルムカメラは「フィルム」が光を受け取ります。

デジカメがイメージセンサー(難しい言葉で撮像素子)に光を受け取る前のプロセスで色々な所を通るのですが、その中の1つに「カラーフィルター」という所を通ります。
このカラーフィルターが付いているからカラー写真が出来上がり、もしそれが無かったら、写真は全て白黒になってしまいます。

逆に言えばデジカメの白黒モードというのは、一度色付したものを再度白黒化しているだけという事が言えます。
つまり、本物の白黒写真では無いのです。

こだわりがある人はこの辺に凄いうるさく、「こんなの白黒じゃねえ!」と息を巻いてお怒りになるみたいです。

本物の白黒写真が撮りたいのなら白黒フィルムで撮るか、カラーフィルターが付いていないデジカメを使うしかなく、現在カラーフィルターが付いていないデジカメはシグマ製のカメラかライカモノクロームしかありません。

ライカモノクロームとは白黒写真しか撮れない白黒専用のカメラです。
さすがライカはぶっ飛んでますね。。


ここからが本題:そんなに違うものなの?

ここからが本題でしかも重要な所なのですが、そんなに違うものなのか?という事なんです。
ライカモノクロームのような100万もするカメラを買うほどに、本物の白黒写真は凄いものなのか?
身を持って知る為に撮り比べをしてみました。


今回はこのように検証しました

・「白黒フィルム」と「デジカメの白黒モード」で撮影。
・フィルムカメラには「FUJIFILM NEOPAN100 ACROS」を使用。
・使用するカメラ:フィルムは「minolta SRT-101」。デジカメは「FUJIFILM X-T10」。
・使用するレンズ:フィルムカメラのminolta SRT-101には「MC W.ROKKOR 35mm 1:2.8」と「MD ROKKOR 50mm 1:1.4」。デジカメのFUJIFILM X-T10には「MC W.ROKKOR 35mm 1:2.8」。(APS-Cなので換算で50mmちょいになります)

MD ROKKOR 50mm 1:1.4

MC W.ROKKOR 35mm 1:2.8

今からどっちのカメラで撮ったかを明記せずに数枚の写真を並べていきます。
是非一度考えてみて下さい。

ちなみにデジカメは濃淡の度合いも変えて撮影しています。


1枚目




2枚目




3枚目




4枚目




5枚目




6枚目




7枚目




8枚目




9枚目




10枚目




11枚目




いかがでしたか?

いかにも「フィルムで撮りました」という感じの写真は極力避けてみました。
多分、解る人には1発で解ると思います。










↓↓↓↓↓正解は↓↓↓↓↓





















それでは正解ですが、1、2、4、7、10枚目がデジカメで後は全部フィルムです。

こうして見ると、デジカメはシャープでフィルムは柔らかい感じがしますね。
そして何よりもトーンの豊かさはフィルムが圧倒的ですね。




アクロスの凄さなのか、ネガフィルムの凄さなのかは解りませんが、石造りの建造物や暗い所を撮ると差は歴然としています。

もう間もなく生産が中止になるアクロス。
今回この検証記事を書いて一番思ったのは、こんな素晴らしいフィルムが無くなってしまうという一抹の寂しさでした。


まとめ(というか所感)

・デジカメの白黒モードと白黒フィルムでは1発で違いが解る。
・ただ、それは今回のメインの検証課題である「本物の白黒かどうか?」と関係あるかは疑問。
・フィルムのトーンの豊かさはやばい。
・フィルムの白黒写真を見た後にデジカメの白黒を見ると、どうしても見劣りしてしまう。

今回の検証結果いかんによっては、白黒フィルムに見切りをつけようと思っていたのですが、少なくとも今の「X-T10」を使っているうちは、フィルムで撮っていきたいです。

アクロス買い貯めしとこうかな。。
タイトルとURLをコピーしました